20081130

3月のライオン




超有名となった「ハチミツとクローバー」の羽海野チカが
今ヤングアニマルで書いている将棋のお話。
少年漫画で少女漫画家が連載するって良いんじゃないかと
昔から思っていたけど、なぜヤングアニマル。。
エロ漫画かケンカ漫画ばっかじゃん!
目立って良いのかな。。


とりあえず何が良いって、まず女の子が可愛い過ぎる。
あかりおねいちゃん、ひな、モモちゃん。
みんな萌えるー。

主人公の桐山くんも、メガネ男子好きには堪らん。
家族を亡くしていて、プロの棋士であることを除いて
悩める普通の男子高生ってテイらしいけれど
意外とリアルにはこういう人っていないと思う。
なんつーか、村上春樹の小説の主人公っぽい感じ?
暗いけど良い男って難しいとこなんだろうな、現実には。

将棋の知識は皆無でも楽しめます。
たぶん、将棋に詳しい人でも楽しいんだろう。
矢崎学さんという棋士の方が監修&コラムを書いていて
細かい将棋ネタも載ってるので。

相変わらず、羽海野さんの話は笑えるし泣ける。
可愛いばっかりの中に、人間の暗い部分とか弱いとことか
バラバラ散りばめられていて、でもあざとく感じない。
いや、あざとさは有り余るキレイさによりカバー。

手前ミソだけれど、舞台(中央区の隅田川両岸の街)が
近所であり、橋とか風景がかなり細かく描写されていて嬉しい。
隅田川と橋、かなり好きだし
川辺を散歩とか橋を渡ってお買い物とか、超共感。
まー、実際は都会の川特有の臭いとかヒドいのだけど。。。


タイトルは英語の慣用句からだそうな。
「暖かい春が来る」=March comes in like a lion
うーん、、、いちいち美しい。

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